上芳我家は、内子最大の製蝋業者であった本芳我家から文久元年(1861)に分家した家で、木蝋生産を営んだ商家です。明治から大正にかけての内子の製蝋業者数は23軒あり、生産量は愛媛県の約4.5割を占めたと推定されます。木蝋産業が最も栄えた時期には、国内での木蝋生産量は日本一となり、海外にも多く輸出されました。
上芳我家は、木蝋産業とそれによって著しく栄えた内子の人々の暮らしの関係性を物語る、唯一の貴重な文化遺産です。平成2年、国の重要文化財に指定されました。
平成23年11月より、木蝋への理解を深め、内子町全体を知る足がかりになるよう、木蝋作業場であった晒場や作業工程の「釜場」などの屋外部分が入場無料で見学できるようになりました。また、木蝋産業と豪商の住宅の関わりを示す「住宅」の部分や木蝋生産で使用した道具や生産の様子を解説している「製蝋用具展示棟」は以下の料金で見学できます。 |