高昌寺こうしょうじ

高昌寺1
高昌寺2
高昌寺3
高昌寺4
高昌寺5

古くから内子の町を見守る禅寺

 

高昌寺の創建は室町時代の1441年であり、600年近くの歴史がある曹洞宗の寺院です。

本堂は、文化4(1807)年に火災で一度消失しましたが、二十三世住職が奔走し文政7(1823年)に再建されました。大洲藩主から当時の大洲藩柳沢村にあった楠(くすのき)の大木を賜り、本堂の至るところに楠が使われていることから別名「楠寺」と言われています。また、伽藍の配置が大本山永平寺と似ていることから「ミニ永平寺」とも呼ばれています。寺院構造一式が町指定有形文化財に指定されています。

山門は、火災を免れたため境内で最も古い建造物です。また、山門から階段を上がった先にある中雀門(ちゅうじゃくもん)は武家屋敷の門を移築されたもので、中央部を見上げるとかつて描かれていた天井絵の痕跡が分かります。

山門の手前には、長さ10m、高さ3m、重さ200tの石像涅槃仏が安置されています。涅槃仏はお釈迦様が亡くなられた時の姿を表した像になります。足裏にある紋様は仏足紋(ぶっそくもん)と呼ばれ、お釈迦様の足の裏から出ていた光を表しています。

毎年3月15日には、約270年の歴史がある「ねはん祭り」が開催されています。寺宝の「地獄極楽絵図」の特別公開、稚児行列や宝餅撒きなどの行事が行われ、多くの人で賑わいます。

また、境内には「孝子桜」(こうしざくら)と呼ばれる早咲きの桜の木があり、2月中旬には濃いピンクの花を鑑賞することができます。また、孝子桜は伊予節に「十六日の初桜」とも唄われています。

 

団体・施設名 高昌寺
所在地 愛媛県喜多郡内子町城廻117
電話番号 0893-44-2409
定休日 無休
駐車場 40台
料金 無料

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