美しい村並みと町並みを巡る

日本の原風景が残る風光明媚な石畳(いしだたみ)地区を訪れ、屋根付き橋や弓削神社、

水車小屋のある清流園などの景勝地を巡り、八日市・護国の町並みを歩いて散策する充実のコース。

スタート

スポット 1 内子フレッシュパーク「からり」

地元産の食材・グルメが満載!

地産地消にこだわった直売所、内子をまるごと味わえる料理が自慢のレストラン、手づくりパンや旬の食材を使ったシャーベット工房など、豊富な施設が揃った「道の駅」です。

食材の新鮮さや美味しさの評判が広がり、地元の人たちがたくさん集まる人気のスポット。内子豚を使ったご当地バーガーや、20種類以上の味が選べるジェラートはぜひお試しください。

スポット 2 田丸橋
車で約15分

ドラマのロケ地にもなった木造の屋根付き橋

静かに流れる麓川の中流域に架かる屋根付き橋。もともとは土橋でしたが、昭和18年の大洪水で流れ、地域の人により、木橋として再建されました。田園風景に溶け込む田丸橋はドラマ『坂の上の雲』のロケ地として選ばれ、実際に撮影が行われました。

事前にドラマのシーンを見て訪れてみると、また違った風景に見えてくるかもしれませんよ。

スポット 3 石畳の宿
車で約15分

心癒される田舎の風景に出会う古民家の宿

古い民家を移築して造られたあたたかい雰囲気の宿泊施設。ゆったりと流れる時に身を任せて、緑に包まれた田舎の風景を堪能してください。

※宿泊者以外は室内に入れません。

スポット 4 石畳清流園
車で約3分

農村文化のシンボル

かつては30数基もの水車があった石畳地域。地域の生活文化を継承し活性化につなげようと、地元有志が立ち上がり、水車小屋が復元されました。園内には、3基の水車と趣きのある屋根付き橋が佇み、情緒あふれる景観を創り出しています。

今では、水車を中心にした秋まつりなどが行われ、多くの人を楽しませる場所となっています。

スポット 5 そば処 石畳むら
車で5分

春はシダレザクラ、秋にはそばの花が楽しめる

石畳産のそばを石臼で挽き、その場で打って、湯がいたそばが食べられる「そば処 石畳むら」。打ちたての蕎麦のみの販売だから1日100食限定。蕎麦どころの山形県で修行を積んできたご主人が作る蕎麦は絶品です!

春には大きなシダレザクラ、秋にはかわいいそばの花を客席から見ることができ、美しい風景が楽しめます。

土・日のみの営業

■営業時間:11時~14時

スポット 6 弓削神社
車で約2分

趣のある橋と静かな池が印象的。名勝に指定された神社

応永3年(1396年)に創建された伝統ある弓削神社。神社を囲む弓削池の中央に屋根付き橋がかかる風景に心癒されます。全長22m、「太鼓橋」と呼ばれる橋が参道となって、静かな境内に誘ってくれます。

深い木々に囲まれ、古びた趣きのある社殿に歴史を感じます。

スポット 7 八日市・護国の町並み
車で約30分

「ただいま」が似合う町並み。ゆっくりと歩こう

江戸末期から明治時代にかけて建てられた豪壮な屋敷や土蔵などが軒を連ねる町並み。統一された意匠の建造物群ではなく、一軒一軒違う変化に富んだ景観を創り出しています。建物に施された独特の装飾に、目を凝らしながら散策するのも楽しいですよ!

今も当時の面影が残っているのは住民による町並み保存運動によるもの。新しく建物を建てる際も、景観に配慮がなされているのでずっと変わらない風景が残っています。

スポット 8 木蠟資料館 上芳我邸
徒歩4分

往時の木蠟産業を伝える重要文化財

木蠟生産で財をなした本芳我家の分家、上芳我家の住宅を資料館として使用。鬼瓦の上に帆掛舟をかたどった鳥衾(とりぶすま)や骨太の弁柄で塗られた出格子(でこうし)、なまこ壁が印象的です。

約1300坪の広大な敷地内には、主屋、炊事場、釜場、仕舞部屋などの10棟が配されていて、豪商の暮らしぶりを感じることができます。主屋の背後には木蠟の生産方法や工程などを紹介した展示棟があり、伝統産業を今に伝える役割を果たしています。

スポット 9 本芳我家住宅&大村家住宅
徒歩3分

内子木蝋生産の基礎を築いた本芳我家。木蝋生産が最も盛んであった時代に建築されただけあって建物は上質で、華やかな意匠になっています。例えば、本芳我家正面の亀甲型のなまこ壁や、土蔵にある旭鶴の漆喰彫刻。お庭から見学できる「松に鶴」を題材にした鏝絵(こてえ)の懸魚(げぎょ)や主屋の「雲に龍」の懸魚は、本家でしか見られない意匠です。

大村家は、内子木蝋生産が盛んになる以前の建物で、雑貨商や染め物業、製糸業などを営まれた住宅です。平成21~24年の修理工事中には11基の藍壺跡が見つかり、江戸後期から明治時代の町家の状況を示しています。

(※2つの住宅共に内部は非公開となっています。)

スポット 10 大森和蝋燭屋
徒歩4分

伝統職人の技によって作られる逸品

江戸時代から続く伝統を守り続けている老舗。和蝋燭は溶かした生蝋(きろう)を手ですくい、灯芯(とうしん)を回しながら年輪のように幾重にも塗り重ねて仕上げる逸品。職人の技によって、1本1本手間をかけて作られています。

風に強く、すすが少ない上に、蝋が垂れないのが特徴。温かみのある炎を出す和蝋燭は人気が高く、大英博物館のホームページ上にも紹介されています。

■定休日:火曜、金曜

スポット 11 文化交流ヴィラ「高橋邸」
徒歩6分

内子の偉人が残した贅沢な空間

“内子聖人”と呼ばれた高橋吉衡翁、その息子である高橋龍太郎翁の精神を引き継ぎ、ゲストハウスとして利用している邸宅。政界、経済界に大きく貢献した高橋龍太郎翁ゆかりの品々を展示。アサヒビールからの寄贈品、プロ野球球団「高橋ユニオンズ」の関連品などが見学できます。

コーヒーや紅茶などの喫茶メニューがあり、ゆったりとくつろぐことができます。

■休館日:火曜日

スポット 12 商いと暮らし博物館
徒歩6分

薬屋の暮らしと町の歴史を知る糸口に

江戸と明治と、時代の異なる2棟から成る元薬屋を活用した施設。母屋では大正10年(1921年)頃の薬屋の暮らしを当時の道具類や人形を使って再現。食事の様子、商談や接客の様子、炊事洗濯の様子などさまざまな生活シーンを見ることができます。

蔵1階の歴史展示室では、町の歴史や民俗、郷土の生んだ人物について紹介されています。

スポット 13 内子町ビジターセンター「A・runze」
徒歩2分

内子の旬を求めるなら

内子町ビジターセンター「 A・runze(あるんぜ)」では情報収集をするためにインターネット検索ができ、気軽に休憩スペースとして利用することもできます。二階にはスタジオジブリの美術スタッフが描いた内子の風景画を展示していますのでお見逃しなく。担当スタッフが丁寧に人気の観光スポットやグルメ情報を教えてくれます。

■休館日:木曜日

スポット 14 内子座
徒歩3分

内子人の熱意によって今も当時の姿を残す芝居小屋

大正5年(1916年)に町のだんな衆によって建てられた芝居小屋。木造瓦葺き2階建て、入母屋造りの外観は風情ある佇まいです。「花道」や「奈落」と呼ばれる舞台裏の様子などが見学でき、昔の芝居小屋の雰囲気が感じられます。

過去には“取り壊して駐車場に”という意見もありましたが、町並保存運動と共に内子座を守り復原されました。現在では年間3万人余が見学し、生きた芝居小屋として活用されています。

※2024年9月より改修工事のため4~5年間閉館予定

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